和魂洋才の気持ちを忘れず過ごす京女のシアトル(ロス近郊から引越しました)生活日記

by mikis1128

UCLA Hannah Carter Japanese Garden

f0045736_11465198.jpgさて、Brentwoodから移動して、やってきたのはこれまた高級住宅街のBel AirにあるUCLA Hannah Carter Japanese Garden、別名「偲京園」(京都を偲ぶ庭、という意味)だ。もともとは京都に行った際に日本庭園の美しさに魅せられたゴードン・ガイバーソンという人がBel Airの自宅の敷地内に日本庭園を造ることにして、日本から造園家と庭師を呼び寄せて作らせたのがこの庭園だった。1961年に完成した後、UCLAの理事長だったカーターさんとその妻ハンナさんがこの庭を買い取り、UCLAに寄付したものだそうだ。平日は予約制で見学を受け付けていて、私もメールで予約した。予約の確認さえ済めば、当日はもうこの庭には受付も何もなかったので、自由に鑑賞させてもらえた。
f0045736_5413586.jpg正門近くにあった英語の案内文と、私が以前ウェブで見つけた日本語の案内文を読みながら、まずは池のまわりを鑑賞。この庭園は、池で海を、土を盛り岩を配して山を表す築山式といわれる作り。正門から中に入り石段をあがっていくと、真ん中に中核となる池があり、遠くには庵や祠が見える。桜はなかったけれど、椿がいたるところで咲いていてなかなか雰囲気も良し。橋、庵、祠など、園内の主要な建造物はすべて日本から取り寄せてから組み立て直されたそうだ。
f0045736_5421372.jpg日本庭園の代表的な手法として、大海を模した池に、長寿を象徴する鶴と亀の石を配置して、蓬莱山を表現するそうだ。そしてその近くには礼拝石というのが置かれているという説明があるんだけど、それがどれだかよくわかんない!うーん、もうちょっとわかりやすい案内書が欲しいなあ。また、灯篭にかかる多くの蜘蛛の巣、庵のかなり古くなった様子から、無料のためか管理があまり行き届いていないのでは?と少し首を傾げたくなる一面もあった。・・とはいえ、先月京都から帰ってきてから初めて「京都っぽい」場所に来たわけだから、うれしくないわけがない。やっぱり日本庭園って美しい・・・となんとなく「お国自慢」な気分で盛り上がる私。
f0045736_6141778.jpg庵の近くにある織部(おりべ)灯籠にも「江戸時代に日本のキリスト教信者が密かに信仰の対象としたもので、マドンナ像と十字架が刻まれた非常に珍しいもの」と(これは英語の案内文ではなくて、私が持っていた日本語の案内文に)書かれているんだけど、それと思われる灯篭には人型はあっても十字架らしき型は見当たらなかった。でもなんか記号は見つけたぞ。そいういう発見も楽しみ、1時間半ほどのんびりと過ごした。一緒に行ったブログ友達のみなさんもそれなりに楽しんでいただいたようで、良かった良かった。
※ 織部灯篭について調べてみたところ・・・『一般的には、桃山時代の茶人、古田織部が創案したものとして、織部灯籠とよばれているが、桃山時代の茶の湯の興隆により、茶人の好みとして新しく創作された灯篭。その代表的なものが織部形石灯籠で、これは竿の円部に、アルファベットを組み合わせた記号を陰刻し、その下部に立像を浮彫にしている。これを地蔵信仰に似せた隠切支丹の尊像と見て、マリア灯籠とか切支丹灯籠とも言われた。実際に、十字架的な要素を強調し、竿に十文字に閂を入れたものもある。』といこと。
f0045736_6281643.jpgでも正直、この庭園よりはバレーにある「水芳園」の方が広く、鳥なんかも多いし、管理も行き届いて美しくてオススメ。そんなわけでみなさんに、次は是非「水芳園」に行きましょう!と提案。また次も楽しい企画をしたいと思った。あと、行ってみたい日本庭園はサンディエゴのJapanese Friendship Garden(三景園)、またいつか企画しようっと。そして最終的にはいつか、いつかの夢だけど、家を買ったらそこに小さい日本庭園を造りたい!(だんなが作ってやるよ!と言ってくれてるので。「和室とお風呂と日本庭園」を。いつか実現しますように。)
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by mikis1128 | 2006-04-07 00:01 | 1.Life