とうとう帰国前日になってしまった。ちょっと悲しいけど、やっぱり1ヶ月も1人で帰省させてくれただんなのことを思うと、笑って帰っていかんとなーという気も。思ったよりも荷物が多くなったので、夕方に空港宅配サービスにスーツケースを取りにきてもらうことにして、午前中はひたすら荷物をつめる。(結局あまりに重くて、一部は船便行きにもなっちゃったんだけど。)準備が終わったお昼どき、家族で外食したいという希望を聞き入れてもらって、金閣寺近くの「
花門」というイタリアンレストランに行く。
ここは京都の有名老舗「
くろちく」がプロデュースしていて、結婚式の二次会などにも使われているらしく、昔西陣織作家がアトリエとして使っていた家を改装しただけあって、かなり良い雰囲気。
大好きな京の町家の雰囲気とレトロなインテリア。イタリアンというのがあまりうれしそうでないおじいちゃんもまあ、店内は気に入ってくれたようだ(笑)。
場所によって感じがいろいろ違って、私達が座ったこの場所はモダンな感じ。
ちょうど私達が座っているところから窓越しに見えた裏庭も日本っぽさを出していて良し。(写真は窓越しに撮ったので、少々光で店内の光景がだぶっていますが)
そして、はい、いつものコメントどおり、「器のセンスも良く、料理もおいしい」その通り。とびきり!というわけではなかったけど、店内の雰囲気がかなり好きだったので、これまた満足でした。おじいちゃんはきっともっと純日本食のお店が良かっただろうけど、毎晩うちで純日本食食べてるからたまにはいいでしょ!でもまあ次帰ったら、うちのだんなと一緒に純和食の懐石でも連れて行ってあげたいものだ。
家に帰って宅配サービスも無事来てもらい、夜眠ればとうとう帰国の日。ぎりぎりまでばたばたして、家族にはかなり「いつものことながら最後まで落ち着きがない」と言われたけど、だってそのほうが切なくならなくて済むんだもん。これでアメリカに帰ったら次はいつ帰れるかわかんないし、それを考えるとついつい涙がたまってしまう。でも、元気に帰っていこう。そう思ってセンチにならないようにならないようにして、最後の夜を過ごした私でした。