Isamu Noguchi – Sculptural Design
2006年 03月 16日
Little Tokyoにある
Japanese American National Museum(全米日系人博物館)で開催中の「
Isamu Noguchi – Sculptural Design」という展覧会に行ってきた。このミュージアムはもともと日系人の歴史を紹介したりする展示を常設しているミュージアム。イサム・ノグチも日系人として歴史に翻弄された苦難のアーティストであったし、第2次世界大戦中自ら志願して強制収容所に入所したこともあり、そういった歴史的な事実からもこの美術館が彼の作品展をする意義がある。毎週木曜日の夜5時以降と毎月第3木曜日は日中常設展示が無料で見られ、今回のような特別展示も普段12ドルなのが4ドルとお得。だもんでカレンダーに○しておいたのだ♪以前ここで
Isamu Noguchi and Modern Japanese Ceramicsという展示が行われていた時にはうっかりしているうちに期間が終わってしまっていけなかったので、ずっと楽しみにしていた。
展示については言葉にするのは苦手なので、簡単に。今回の展示はJANMの単独ではなく、NYの
Isamu Noguchi Foundationが協力し、企画は
Vitra Design Museumが行ったそうで、そこまで大掛かりではないんだけど、ISAMU色を美しく出した素敵なデザイン空間を演出していた。特に枯山水のように砂利を敷き詰めたスペースに彼の作品がちりばめられ、訪問者が実際にその砂利の中に置かれた踏み石の路を歩きながらひとつひとつの作品、そして全体の空間を楽しめるようにされた展示がとっても気に入った。(上の写真はHPからとったもの。)今までイサム・ノグチの作品は有名なAKRARIシリーズと少しの家具を見知っているくらいで、彫刻家としても有名だったということは知っていてもその作品については数点しか見たことがなかったので、それほど大きい展示ではないんだけど、私にとってはイサム作品を間近で見れ、満足いくものだったと思う。またいつかここで彼の別の作品展が開かれるならまた絶対行きたいな。
そしてまたニューヨークに行く機会があれば、是非
The Noguchi Museumに、そしていつか日本の
イサム・ノグチ庭園美術館にも行きたい~。
展示はもちろん撮影禁止だったので、代わりに建物を少し撮ってきたのでせっかくなのでアップ。このミュージアムの唯一の難点は駐車場がないこと。でもまあパブリックパーキングで4ドル~で停められるんだけど。私はすぐ前にあるJapanese Village Plazaの専用パーキングに駐車して徒歩で移動。このミュージアムはとってもきれいでリトルトーキョーの中でも目立っている。
この2枚は昔の建物、これはこれで趣があっていいとも思うけど。(だから保存されてるのかな?)
これはミュージアムの中庭みたいなもの。とっても小さいけど憩いの場所。